友禅と言えば加賀、京が知られていますが、名古屋は名古屋友禅。『尾張名古屋は芸どころ』の礎になった徳川宗春の時代に尾張藩に定着した伝統工芸で、城下町だった辺りに今でもいくつか工房があります。今日は志賀本通にある赤塚染工場で行われた体験講座に参加しました。赤塚染工場は伊勢型紙を使う型友禅の工房ですが、今回挑戦したのは手書き友禅です。
工房の天井には型染め用の板が吊るされています。参加者は用意された4種類の下絵から好きな図案を選び、伝統工芸士の方に色の選び方や暈し方などをアドバイスしてもらいながら、ぬり絵のように色を重ねていきました。
これだけ小さくしても色むらがわかるわたしの作品、染料がはみ出したところに葉を書き足しましたが、書き足した糸目からもさらにはみ出すというお粗末さです。でも楽しかった!!
今年は時間がとれるから何か新しいことにチャレンジしたいと思ってたところへ、この体験講座は新年早々の思いがけないお誘いでした。実は別の友人が長く友禅教室へ通っていて、作品の帯や着物を見るにつけステキだなと思ってたんです。でもわたしには絵心がないから無理と端から諦めてました。ところが越えてみたらハードルは意外と低かった。これも何かのご縁かなぁ~。好奇心がむくむくと膨らんでいます。