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忘れる人、憶えてる人、思い出す人

昨日のお昼、遅めに入ったお店で料理が出てくるのを待つ間に『笹の舟で海をわたる』を読み終えました。戦時中に学童疎開を経験した女性のライフストーリーで、主人公は疎開中に知り合った友人と20代で再会しますが、彼女のことを覚えていない。はっきりと思い出せないまま、二人は生涯にわたって深く関わっていくことになります。記憶を都合よく変えていく人と忘れられない人。忘れられない人の記憶だって、その人の思い入れで変わっているのかもしれない。

食事を終え、本の解説を読んでいるときに聞き覚えのある声が耳に入りました。声というよりお店の人とのやり取りのテンションみたいなのが、わたしの記憶のどこかにひっかかったんです。あぁ、Tちゃんだ、と思い出しましました。15年くらい前、着物にハマってた頃に親しくしてた人で、お互いの家へ行ったことがあり、何度か一緒に旅行しました。でも、喧嘩したわけでもないのに、興味の方向が変わるにつれ疎遠になり、いつの間にか音信不通に。

Tちゃん、だよね?」

迷わず声をかけましたが、彼女はわたしのことを覚えていません。

「以前、着物の集まりとかでよくご一緒したんだけど…」

と言うと、わたしのテーブルに移ってくれましたが、会話はどこかちぐはぐ。本当に覚えてないのなと思いつつプライベートなことを聞くのは憚られ、OやんやBきちさんとは会ってるの、と当時の知り合いの話題をふってみたけれど、全く付き合いないとの返事。そりゃそうか。自分も着物つながりの方々とはもうほとんどお付き合いないのだから。会話の穂先が見つからず、気まずい思いを残しながら先に失礼しました。

記憶は消える、そして変化する。

読み終えたばかりの本のストーリーが脳内リフレイン。

閑話休題。

昨年末、思いがけない人からメールがありました。

今は休止中の着物関連ポータルサイトで親しくしてた人から新年会のお誘いです。

うれしかった!!

こちらのみなさんとも長らく音信不通でした。ひとえにわたしが無精者だから。

着物に関する興味は年々薄れ、ここ数年は着付けを忘れないよう月に1度着るのが精一杯でしたが、今年は楽しいお出かけができそうです。

ご縁は不思議。

切れたと思っていてもまたつながったり、切ったつもりなど毛頭なくても消えてたり。

疎遠になってしまった人ともご縁があればまたつながるんでしょうね。

つながったご縁を大切にします。


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by minnieiko | 2018-01-13 10:25 | 着物 | Comments(0)